ルーシアと人工知能

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「シスタン、私と一緒に行かないの?」 「誰カガ 外カラ 押サナイト コノ ポッドハ 出発デキマセン。  機械ハ 人間ノタメニ 作ラレタモノデス。  ボクハ ルーシアヲ 助ケマス。  ボクハ 機械デス。  恋愛モ デキマセン。  命モ アリマセン」 シスタンは、そう言うと、ポッドのドアを外側から閉めた。 そして、力任せに、ポッドを宇宙ステーションの外に押し出した。 私一人を乗せたポッドは、地球に向かって落下していく…… 数分後、宇宙ステーションは大爆発を起こした。 < 了 >
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