7人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
―深月sid―
今となりに立っている咲花 凍歌なる人は幸せそうな顔をして野菜を頬張っている。
メガネ外しても見えるんだ。あれは伊達メガネ?
「お嬢様はあまりお肉を好き好んで食べないんですよ。」
肉が好きじゃない?
貴族って、肉が好きなものじゃないの?
…僕の生物上での親は肉が大好きだった。
それにこの子は他の貴族と違ってお金を自慢しない。
いい人、なのかな
僕は親がいない。一人だ。
だから寮部屋は君ととても離れているんだ。
怪しいし、怖い。まだ疑っている。
でも、
この人は
この人だけは
信じたくなる。
仲良くなりたいと思ってしまうんだ。
最初のコメントを投稿しよう！