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「それじゃあ、おやすみ。って言っても、グゥはもう眠らないんだよな」
俺はそう言いながら電気を消し、すぐに深い眠りに落ちた。
……とんとんとん。
「チョット、カイト」
……とんとんとん。
「ドウシマシタカ」
……とんとんとん。
「ダイジョウブですか」
……とんとんとん。
「ああ、もう! 何だよ!」
グゥは、眠っている俺の肩を三〇分おきに叩いて起こしてきた。
「せっかく気持ち良く眠っているのに、どうして起こすのさ!」
俺がベッドから飛び起きると、グゥは首を傾げた。
「ナンドもオオゴエで、ワタシの名前を呼んだカラ」
「名前? 眠っているんだから呼べないでしょ」
俺はすぐに、グゥを連れてレオの部屋に向かった。
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