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[5日・6日・7日]
夢の銀幕に「イグルー風の住居」が映し出された。これがどうやら、雪女郎の家らしい。天井から吊り下げられた「妖蝋燭」が屋内を幻想的に照らしていた。あかなめ亭主がこしらえた鍋焼きうどんを母子三人が、楽しげに啜っていた。画面が切り替わり、旅篭の厨房が現れた。お騒がせ天使の化身と番頭が何やらもめていた。
眼が覚めた。枕時計が「朝の8時」を示していた。洗顔後、台所の電気ケトルに水を足した。沸き立ての湯で、即席コーヒーを淹れた。ホイップドーナツを食べながら、熱いやつを飲んだ。二杯目を居室へ運んだ。愛機起動。エブリスタを呼び出し、闇塚写真帖の編集に没頭した。休憩後、三日分の日記を転載した。
最後のカギをかけてから、自室を離れた。爆笑問題の番組を聴きながら、隣り町の方角へ歩いた。話題はテレビ情報誌について。貸しDVD屋に着いた。先週観たものを返却した。店内設置の検索マシンを操作し、取り寄せの手続きをやった。この際、メールアドレスの入力を求められるのだが、近年はそらで打ち込めるようになっている。帰路の途中、新本屋に寄り、料理の指南書を買った。
自室に戻り、雑用の類いを潰した。新日曜名作座を聴きながら、腕立て伏せをやる。本日の演目は『銭形平次捕物控/鈴を慕う女』であった。髭を剃り、シャワーを浴びた。酒食の後に、劇場版『1000年女王』を観るつもりである。
♞今宵の酒は「ブラックニッカ」の伏流水割り。肴は半額刺身と値引き惣菜。
今朝の五百メートルを走り終えてから、ラジオの電源を入れた。おはよう一直線を聴きながら、駅に至る道を歩いた。理由はよくわからないが、大手出版社もざいむしょうとは衝突したくないらしい。発車と同時に本を開く。土を喰う日々の「三月の章」を読む。終点下車。職場に向かう道中、牛丼屋に寄る。空いている席に座り、一番安い定食を食べた。ともあれ、胃袋は埋まる。
食堂の券売機に買物カードを挿し込み、ホットコーヒーを選択した。残金が削られ、券が落ちる。受け取りカウンターでもらったカップを抽出マシンに仕掛けた。壁際の席に座り、マスクを外す。ケロニ屋のクリームパンを食べながら、コーヒーを飲んだ。卓上を片づけてから、休憩場所へ移動した。長椅子に腰をおろし、三月の章の続き。英国の劇作家、アーノルド・ウェスカー氏、水上邸に来訪。
イソップの第5話「神様は公平かしら」を読み始める。十分ほど遅れて、地元駅に到着した。改札を抜けて、直結スーパーへ足を進めた。白飯とおにぎりをレジに運んだ。飲食街の居酒屋でテイクアウト商品を買うつもりだったが、臨時休業のため、かなわず。帰途、別のスーパーとコンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「ダルも認める超進化」であった。酒食の後は『1000年』の続き。
♞酒はブラックニッカ クリアの水割り。肴はかつおの刺身とまぐろのたたき。
今朝はいつもより五分ほど早く自室を離れた。全て歩きでも問題ないのだが、約500メートルをぼちぼちと走った。おはよう一直線を聴きながら、電車を待つ。発車と同時にラジオの電源を切り、本を開く。土を喰う日々の「四月の章」を読み始める。たらの芽は天ぷらが王者だろう。(70頁)。最良や最高ではなく、王者という表現が面白い。蕎麦屋の暖簾を割り、オムライスとミニうどん。
残金数十円の買物カードを入金機に差し込み、二千円分をチャージした。ホット用のカップをマシンにセットし、脱出ボタン…否、抽出ボタンを押した。窓辺の席に座り、マスクを取る。ケロニ屋の新商品を試しながら、コーヒーを飲んだ。隣席の海底原人(等身大)が弁当を使っていた。本日のおかずは、ランチョンミートの味噌炒め、昆布の佃煮入り卵焼き、パプリカのオリーブ油和え。
イソップの第5話の続き。蠅とライオンの話は読んだ記憶がある。定刻に地元駅に着く。昼間は暖かいが、夜はまだ寒い。直結スーパーに入り、値引きライスを二つ買う。飲食街の居酒屋は今日も休みである。理由は不明。別のスーパーへ行き、鮮魚売場と惣菜売場を眺めた。帰途、コンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「議員辞める 誤算と窮地」であった。家に戻り、腕立て伏せを90回やる。
♞ブラックニッカの水割り。肴は半額(まぐろといかの)刺身、ポテトサラダ。
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