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[8日・9日]
夜が明けるのが早くなった。約500メートルを無難に走り切り、携帯ラジオの電源を入れた。おはよう一直線を聴きながら、駅に至る道を歩く。水曜は「残間(里江子)の刃の日」である。電車に乗り、座席に腰をおろした。土を喰う日々の「五月の章」を読み始めた。筍のやわらかい部分を短冊にして、しょうがといっしょに炒めると大変美味しいそうです。親子丼屋に寄り、卵かけごはん。
食堂の券売機に買物カードを挿し込み、コーヒーを買った。その内、ホットにするか、アイスにするかで迷う時が来るだろう。今日は前者を選ぶ。受け取りカウンターで券とカップを交換した。壁際の席に陣取り、マスクを外した。当面、マスクは手放さぬと思う。ケロニ屋の抹茶あずきパンを食べながら、コーヒーを飲んだ。隣席の雪男が、奇襲戦法(将棋)の指南書を熱心に読んでいた。
イソップ第5話の続き。国産の漢字(国字)についての新知識を得る。勉強になります。地元駅の改札を抜けて、直結スーパーへ足を進めた。大層賑わっており、勘定場に行列ができていた。気象情報を聴きながら、家路を歩く。途中、コンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「往生際最悪 辞めなくて済む理屈探し」であった。酒食の後に、後藤久美子主演の『鶴姫伝奇』を観るつもりである。
♞ブラックニッカの水割り。肴は鰤の塩焼きと鮪のたたき。飯はそぼろ弁当。
土を喰う日々の「六月の章」を読み始めた。今月の食材は梅である。終点下車。改札を抜けて、蕎麦屋の暖簾を割った。朝の定食を頼みつつ、その場で代金を渡した。天ぷらうどんをぞぞっとすすってから、飯の上で目玉焼きの黄身の部分をつぶした。適量の醤油を垂らし、ががっとかき込んだ。店内に中島美嘉の『雪の華』が流れていた。森本さんの番組を聴きながら、坂道をくだった。
食堂の受け取りカウンターで、チケットとカップを交換した。抽出マシンに仕掛け、ホットのボタンを押した。空いている椅子に座り、マスクを取る。ケロニ屋のクリームパンを食べながら、コーヒーを飲む。卓上を片づけてから、本年初のもらい水を流し込んだ。うまい。渇いた喉を心地好く癒してくれた。休憩場所の長椅子に腰をおろし、六月の章の続き。読後、約20分仮眠。体がかなり楽になる。
土を喰う日々の「七月の章」を読み始めた。夏大根と油揚げの煮物。これは美味しそうだ。肴にもおかずにも適している。地元駅下車。直結スーパーで白飯を買ってから、飲食街の居酒屋へ足を進めた。テイクアウト商品を二つ買った。侍ジャパンの試合を聴きながら、帰途を歩いた。別のスーパーとコンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「総務省〔トンデモ珍解釈〕の危うさ」であった。
♞今宵の酒は、ブラックニッカの「NATURAL MINERAL WATER」割り。
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