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[13日・14日・15日]
朝の走り(約500メートル)を終えてから、携帯ラジオの電源を入れた。おはよう一直線を聴きながら、駅に至る道を歩いた。電車に乗り、腰をおろす場所を確保した。発車と同時に本を開いた。土を喰う日々、七月の章の続きを読む。夏大根の一夜漬け。ご飯のおかずとしては、最良でしょう。読後、目蓋を閉じて、うつらうつら。が、おっちゃんが発する謎の奇声で眠りが破れる。車内妖怪、久々の出現。
改札を通過した。地上へ出て、蕎麦屋の暖簾を割った。おばちゃんに代金を渡しながら、朝の定食を注文した。歌手も題名もわからない歌を聴きながら、天ぷらうどんを食べた。飯の上でつぶした黄身に醤油適量を垂らし、ガガッとかき込んだ。店を出て、坂を歩く。ラジオの話題は、WBC準々決勝について。
土を喰う日々、八月の章を読み始めた。テーマはお豆腐。地元駅下車。直結スーパーに入り、値引き白飯を買った。飲食街の居酒屋へ足を進め、テイクアウト商品を二つ買った。相撲の話を聴きながら、家路を歩行した。途中、コンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「支離滅裂。国会質疑は学級崩壊(状態)」であった。晩酌兼夕食の後に、田宮二郎主演の『白い荒野』(の1枚目)を観るつもりである。
♞酒はブラックニッカの鉱水割り。肴はにんにくのから揚げと刺身四種。
おはよう一直線を聴きながら、電車の到着を待つ。土を喰う日々、ハ月の章を読み終えた。続いて、イソップを知っていますかの第5話を読み終えた。俺の見る限り、ほとんどの乗客がマスクをつけている。目蓋を閉じた途端、眠りの沼に沈む。気がつくと、地獄の終着駅ダイモンに停車していた。蕎麦屋の暖簾を割った。完全未知の歌を聴きながら、うどんとオムライスを食べた。
入金機の中へ二枚の千円札が吸い込まれるみたいにして消えた。買物カードの残金にその分の金額が加算された。食堂の受け取りカウンターで、券とカップを交換した。抽出マシンにセットし、ホットのボタンを押す。窓辺の席に座り、マスクを外した。ケロニ屋のチョコクロワッサンを食べながら、コーヒーを飲んだ。仮眠場所の長椅子に腰をおろし、土を喰う日々とイソップの続き。
九月の章を読む。味覚の王者松茸が登場する。水上先生オススメの料理は手ざき松茸。地元駅到着。デパートの地下売場に潜り、白飯を買う。飲食街の居酒屋へ足を進め、テイクアウト商品を二つ選んだ。接客担当のおにいちゃんに代金を渡し、店を離れた。帰途、コンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「温情采配の不安」であった。酒食の後に『白い荒野』の第2話を観るつもりである。
♞今宵の酒は、黒霧島の「富士山麓、湧水の郷から届きました。」割り。
おはよう一直線を聴きながら、歩廊を歩いた。いつもの車両に乗り込み、空いているスペースに腰をおろした。土を喰う日々の「十月の章」を読む。精進揚げは、野菜の交響曲。名言であります。今日は奇声妖怪の出没もなく、終点まで平和な時間を過ごすことができた。駅を出て、定食屋の暖簾を割った。前半は焼魚で飯を食べ、後半は溶き卵をぶっかけざまに、ガガッと流し込んだ。
昼のコーヒーは中止にした。朝飯の際に、ドリンクバーのコーヒーを二杯も飲んだからである。休憩場所の長椅子に座り、ケロニ屋のクリームパンを腹中へおさめた。イソップの第6話「しからば鹿のお話を」の続き。黒澤版リア王『乱』に引用された「毛利家の三本の矢」のエピソードにも、イソップ寓話が影響していたとは知らなかった。まったく驚きである。読後、約20分仮眠。
第6話を読み終えた。数分遅れで、地元駅に到着した。改札を抜けて、直結スーパーに入る。白飯をレジへ運び、代金を払った。桜と天気の情報を聴きながら、家路を歩く。途中、別のスーパーとコンビニに寄る。夕刊紙は「墓穴の辞任は秒読みだが、それで幕引きとはいかない」であった。帰宅後、腕立て伏せを80回。酒食の後に、荒野の第3話「海辺の殺意」を観るつもりである。
♞ブラックニッカの「樹氷の恵み 蔵王湧水」割り。半額刺身と値引き惣菜。
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