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[16日・17日]
土を喰う日々の「十一月の章」を読む。水上流、大根の照り焼き。鯨どころか、まぐろを負かす(228頁)旨さを是非味わってみたい。終点下車。蕎麦屋の暖簾を割り、おばちゃんに代金を渡した。店内に流れている特に優れているとは思えない「うた」を聴きながら、天ぷらうどんをすすり、目玉焼きで飯を食べる。
受け取りカウンターで、券とカップを交換した。抽出マシンに仕掛け、ホットのボタンを押した。空いている椅子に腰をおろし、マスクを外した。隣席の海底原人が、持参の弁当を使っていた。今日のそれは「牛肉としめじのマヨ醤油炒め丼」であった。俺はクイニーアマンとコーヒー。食後にもらい水を一杯。
土を喰う日々の「十二月の章」を読む。塩で食べる山芋のまる焼き。なかなか美味しそうだ。清酒や焼酎に抜群に合うと思う。地元駅下車。他者の妨げにならないところから、弁当屋に電話をかけた。応答あり。スーパーに寄り、鮮魚売場へ足を進めた。侍ジャパンの第5試合を聴きながら、家路を歩いた。超人大谷の意表の小技が飛び出す。酒食の後に『白い荒野』の第4話を観るつもりである。
♞酒はブラックニッカの「蔵王湧水」割り。肴は半額刺身。飯は幕の内弁当。
洗面所に入り、歯を磨いた。居室に戻り、ポータブルプレーヤーの電源をオンにした。自動的に『白い荒野』(1977年10月~翌年3月放送、全26話)の再生が始まる。第4話「飛べないカモメ」を観る。第1話と第2話は人物と設定紹介篇という感じだったが、第3話の後半あたりから俄然面白くなってきた。
キャスティングもなかなか豪華だ。主人公の仁科を田宮さん、元婚約者を松原さん、その亭主を長門さん、仁科の妻を野際さん、仁科の恩師を伴さん。そして、町の大物風をハナさん。昭和好きには「まさにたまらない…」布陣と云えます。
目蓋を開けると、翌日の朝になっていた。布団を出て、カーテンを開けた。窓越しに曇天が見えた。洗顔後、台所の電気ケトルにミネラル水を注いだ。沸き立ての湯で、ネスレの「レギュラーソリュブルコーヒー」を淹れた。山崎製パンの「あんマーガリンフランスパン」を食べながら、熱いやつを飲んだ。
数日分の衣類を担いで、近傍のランドリーへ足を進めた。店内無人。しかし、複数のマシンが動いていた。二番目に安いマシンに担いできたものを放り込み、持参の粉末洗剤を撒いた。コイン投入後、起動ボタンを押した。自室に戻り、テープに録音したマーチンの番組を聴きながら、脱水衣類を吊るした。
両替屋で現金を補給した。商店街を抜けて少し歩いたところにあるビストロ風の暖簾を割った。安心して食べ、且つ呑める店である。カウンターの椅子に座り、日替わり焼魚定食を注文した。壁際のテレビが、黒柳さんのトーク番組を映し出していた。本日のゲストは、シン・本郷猛、池松壮亮。
♞今夜は松本零士原作の『ガンフロンティア』(の1枚目)を観るつもりである。
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