4月

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[11日・12日・13日]  約500メートルを無難に走り終える。おはよう一直線。生島さんと伊藤さんの政治論を聴きながら、電車の到着を待つ。発車と同時に、夏編7日目「ぐじ焼とネグローニ」を読み始めた。新京極〔スタンド〕の中華そば。美味しそうである。終点下車。改札を抜けて、蕎麦屋の暖簾を割った。MISIAの歌(作品名がわからない)を聴きながら、うどんをすすり、オムライスを食べた。  券売機に買物カードを挿し込み、ホットコーヒーの券を買った。壁際の席に座り、ケロニ屋のクリームパンを食べた。隣りの卓席で、海底原人(ラゴン)雪男(ギガス)が、手作り弁当と手作りスイーツを交換していた。休憩場所の長椅子に腰をおろし、トキオ収録の「退廃的な日本の若者たち」「浮浪という生き方」「紳士的な去勢」を読む。まさに現代の怪談だが、案外これはかも知れない。  7日目読了。冬編も楽しみである。こういう形の京都旅行も面白いと思う。まねしたいが、経済力が絶望的に不足している。地元駅下車。直結スーパーに入り、白飯を二つ買った。飲食街の居酒屋でテイクアウト商品を買った。帰途、スーパーとコンビニに寄る。夕刊紙(ゲンダイ)の見出しは「打つ手なし 緩和修正なら日本は3度目の大やけど」であった。  自室に戻り、腕立て伏せを80回。酒食の後に『白い荒野/第13話:木枯しに父を呼ぶ声』を観るつもりである。 ♞ブラックニッカの伏流水割り。肴は白海老の天ぷらと鬢長鮪の切り落とし。  歩廊に足を進めた。おはよう一直線。生島さんと残間さんのトークを聴く。話題は「ChatGPT」について。ラジオの電源を切り、本を開いた。トキオ収録の「プルトニウム239」を読む。怖い話である。終点の改札を抜けて、職場まで歩いた。道中、牛丼屋に寄る。飯の上で温泉卵を壊し、適量の醤油を垂らす。  券売機に買物カードを挿し込み、ホットコーヒーを選択した。直後、!勿論ウソである。ラゴンが昼飯の包みを解いていた。今日の主食は肉巻きおにぎり。おかずは塩ゆで枝豆とパプリカの素揚げ。俺はケロニ屋の粒あんパン。休憩場所の長椅子に座り、トキオの「私」を読む。  京都、冬編1日目「焼もろこと舞妓さん」を読み始める。食堂おがわのすっぽん鍋。実に美味しそうである。地元駅下車。直結スーパーに入り、白飯を買った。外に出ると、それを待っていたみたい(?)に、雨粒がポツポツと落ち始める。  帰途、別のスーパーに寄り、鮮魚売場を眺めた。最近、刺身類が棚から消えるのが早い気がする。コンビニに寄り、食品売場で食べたいものを探した。夕刊紙の見出しは「無所属の元職が猛追!サラブレッドの世襲自慢に有権者うんざり」であった。酒食の後に『白い荒野』の第14話を観るつもりである。 ♞酒はブラックニッカの「キリンの天然水」割り。肴は煮卵と値引き惣菜ニ品。  トキオ収録の「添い寝」「きみの足元には」「総理の椅子」「ライオン」「良心価格」「ポスト」「遺品」を読む。終点までうつらうつら。まったくよく寝る男である。下車後、改札を抜けた。蕎麦屋(チェーン店)の暖簾をくぐった。購入した食券を大将に渡した。空いている席に座り、蕎麦とカレーライスのセットを食べた。味はさておき、お値打ち感はあまり感じられなかった。  受け取りカウンターで、券とカップを交換した。通路際の席に座り、クリームパンとコーヒー。隣席のラゴンは、自作の豚カツ弁当。食後に冷水を飲む。休憩場所へ移動した。トキオ本編を読了。続いて、沼野充義の解説「停滞することなく、消費されていく物語」を読む。最大の関心のひとつである「で、」の多用についての説明は一文もなし。目蓋を閉じ、眠りの滝壺に飛び込む。  京都、冬編2日目「九条葱とホットバタード・ラム」を読み始めた。地元駅に着いた。改札を抜けて、デパートの地下売場にもぐる。値引き白飯二つを両手でつかみ、レジへ運んだ。飲食街の居酒屋に足を進め、店頭商品を眺める。  帰途、別のスーパーとコンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「完全試合交代 采配賛否」であった。酒飯の後に『白い荒野』の第15話を観るつもりである。 ♞酒はブラックニッカの水割り。肴はカレイの煮つけ、マグロとタコの刺身。 e0e73566-e8a7-491a-b71e-df6f5f402f62
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