4月

6/8
前へ
/86ページ
次へ
[18日・19日]  約500メートルを走り終えたところで、ラジオの電源を入れた。おはよう一直線を聴きながら、駅に至る道を歩いた。今朝のゲストは弁護士の紀藤さん。話題は「ローン・オフェンダー」について。電源を切り、冬編2日目の「店がワカラン」を読む。終点まで眠りの沼に沈む。改札を抜けて、蕎麦屋の暖簾を割った。有線放送を聴きながら、天ぷらうどんとオムライスを食べる。  券売機に買物カードを挿し込み、希望の商品を選択した。残金が「30円」になった。壁際の席に座り、マスクを外した。隣席の海底原人(ラゴン)が持参の弁当を使っていた。今日のおかずは、かまぼこ入り卵焼き、大根と油揚げの炒め物、じゃことグリンピースの煮物。俺はあんパンとホットコーヒー。仮眠場所の長椅子に腰をおろし、網の三「家庭」を読み始める。主役は月刊誌ライターの洋二。  家庭の続き。。地元駅に着いた。地下売場に潜り、白飯を買った。地上に戻り、居酒屋へ足を進めた。ニ品をテイクアウト。接客担当のおねえさんに代金を渡した。家路の途中、スーパーに寄り、惣菜売場を眺めた。帰宅後、腕立て伏せを85回やる。酒食の後に『六角精児の呑み鉄本線 日本旅/秋・三江線を呑む!』を観るつもりである。 ♞酒はトリスクラシックの水割り。肴は烏賊の塩辛、鰯の梅煮、鶏の空揚げ。  約500メートルを無理のない速さで走った。ラジオから流れてくる胡散臭い人が語る胡散臭い感動秘話を聴きながら、地元駅まで歩いた。扉が閉まり、電車が動き始めた。網の四「ノアの子孫たち」を読む。主役は〔ジュピター情報銀行〕の支店長、津田。終点の改札を通過した。駅の中にある蕎麦屋に入り、カレーライスを注文した。隣りのサラリーマン風、蕎麦を食べている間も、スマホ操作がやめられない。食後に冷水を一杯飲む。器を返し、店を離れた。  食堂の受け取りカウンターで、券とカップを交換した。マシンに仕掛け、抽出ボタンを押した。窓辺の席に座り、マスクを外した。俺はラゴンがマスクをつけている場面を。強靭な抵抗力があらゆる病気やウイルスを退けてしまうのだろう。海底原人、無敵です。今日の主菜は、むきえびのチリソース。副菜は、ハム入り卵焼きとチンゲン菜のカレー醤油和え。俺は抹茶あずきパンとコーヒー。休憩場所の長椅子に腰をおろし、ノアの続き。読後、約20分まどろむ。  京都、冬編3日目の続き。最古の現役居酒屋〔神馬〕が登場。宮沢のりえちゃんも訪店されたことがあるそうです。地元駅下車。直結スーパーに入り、白飯を買った。大学の先生の「なのでなので」を聴きながら、家路を歩いた。話す内容も大事だが、話し方も大事であることに気づいていただきたい。道中、別のスーパーとコンビニに寄る。夕刊紙(ゲンダイ)の見出しは「激しい怨嗟…見えてきた犯行動機」であった。酒食の後に『白い荒野』の第17話を観るつもりである。 ♞トリスクラシックの軟水割り。肴はタコのぶつ切りとマグロの切り落とし。 [20日]  約500メートルを自分なりに走り終えてから、ラジオの電源を入れた。、駅に至る道を歩いた。歩廊に足を進め、停車中の車両に乗る。網の五「亡霊」を読み始める。主役は〔ナグ開発コンサルタント〕勤務の昭治。奥さんは元同僚の亜矢子。終点の改札を抜けて、蕎麦屋の暖簾を割る。うどんをすすり、目玉焼きで飯を食べた。  入金機に買物カードを挿し込み、二千円分をチャージ。ケロニ屋に入り、粒あんパンを買う。食堂の受け取りカウンターで券とカップを交換した。ホットにするか、アイスにするか、刹那迷ったが、結局前者を選んだ。隣席で繰り広げられているラゴンとギガスの対局(今日は囲碁)を眺めながら、コーヒーを飲む。休憩場所の長椅子に腰をおろし、亡霊の続き。読後、約20分仮眠。体が楽になる。 07226d07-2899-43eb-85d9-ee4bd98ab8aa  京都、冬編4日目「ミモザとタコぶつ」を読み始める。地元駅下車。豚カツ屋に入り、唯一空いていたL字カウンターの先端部分(短い方)に座った。最初にレモンサワー。その後、清酒常温を二杯。肴は冷奴とポテトサラダ。酒の後に、アジフライと豚汁で飯を食べた。代金と同じ金額を女将さんに渡してから、暖簾を裏側からくぐった。部屋に入る前に、階段下の郵便受けを確かめた。どかぁん。扉を開いた途端、が正確に作動し、上半身が消し飛ぶ。 ♞『白い荒野』の第18話「鹿児島 愛と逃亡の旅」を観るつもりである。
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加