5月

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[9日・10日]  約500メートルを走り終えた。残りの道は歩いて移動した。プラットホームへ足を進めた。おはよう一直線を聴きながら、電車の到着を待つ。車両に乗り込み、座る場所を探した。発車と同時に本を開く。十五少年の「アレウト族の鼻の横骨」を読み始めた。終点の改札を抜けて、地上に出た。蕎麦屋の暖簾を割り、おばちゃんに代金を渡した。尾崎豊の歌を聴きつつ、オムライスと小うどん。  食堂の券売機に買物カードを挿し込み、希望の商品を選択した。受け取ったカップを抽出マシンに仕掛け、ホットのボタンを押した。窓辺の席に座り、粒あんパンとコーヒー。ガラス越しに雪男(ギガス)が熱心に素振りをやっている姿が見えた。今度の日曜日、。縦横無尽の活躍を期待している。休憩場所の長椅子に腰をおろし、横骨の続き。読後、約20分仮眠。  音次郎の「回り兄弟」の続きを読む。たけのこ煮とたけのこ飯。そして、奉納酒の熱燗。実に旨そうである。地元駅下車。デパートの地下売場にもぐり、値引きライスを二つ買う。ラジオの気象情報を聴きながら、家路を歩いた。途中、コンビニに寄る。夕刊紙(ゲンダイ)の見出しは「醜悪バトル」「再稼働の狂気」「〔スポーツの政治利用反対〕で握手の笑止千万」など。帰宅後、腕立て伏せを85回。 ♞トリスの「Natural Mineral Water」割り。肴は枝豆、豆腐、鶏の空揚げ。  発車と同時に十五少年の「マゼラン海峡へ」を読み始める。皐月も半ばだと云うのに、暖房装置の電源は「ON」のまま。足元をが常時吹き抜けてくれる。○っているとしか思えない。終点の改札を通過した。地上へ出て、職場に至る道を歩いた。牛丼屋に寄り、二番目に安い定食を注文した。飯の上で半熟卵をつぶし、適量の醤油を垂らす。ガガっとかき込み、胃袋を埋めた。  窓辺の席に座り、マスクを外した。ケロニ屋のハムチーズデニッシュを食べながら、コーヒーを飲んだ。ガラス越しに、海底原人(ラゴン)棲星怪獣(ジャミラ)が見えた。捕手役ジャミラのミットに、ラゴンが自慢の速球を投げ込んでいた。ギガス同様、日曜日の野球大会に出場するらしい。卓上を片づけてから、休憩場所へ移動した。長椅子に腰をおろし、マゼラン海峡の続き。読後、約20分まどろむ。  マゼラン読了。ミナミイバラガニ(※実際はヤドカリの仲間)の頭の殻の中には、そうだ。チリでは「セントーヤ」と呼ばれており、茹でたやつにマヨネーズをつけて食べる。実にシンプルだが、それで良いのだと思う。地元駅に着いた。他者の妨げにならないところから、サンドイッチ屋に電話をかけた。商品あり。帰途、スーパーに寄り、鮮魚売場と惣菜売場を眺めた。  自室に戻り、オンザレディオ(録音)を聴きながら、腕立て伏せを90回やった。風呂場に入り、今日の疲れを温水で洗い落した。酒食の後に『孤独のグルメ/杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル』を観るつもりである。 ♞トリスの鉱水割り。肴は豚ヒレカツと鮪の切り落とし。飯はオムライス。 1453cb26-bd20-459a-a279-6e2155181b24
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