5月

5/10
前へ
/85ページ
次へ
[14日・15日]  洗面所に入り、歯を磨いた。居室に戻り、橋本一の『HOKUSAI』を観る。2021年に公開されたもの。本格のアート時代劇であり、劇中「はっ」とするような美しい場面が幾つもあった。映画前半では、柳楽優弥が青年北斎を、後半では田中泯が晩年北斎を演じている。ともに良かったが、写楽役の浦上晟周が両主役に迫る勢いで存在感を発揮していた。絵を描く際の眼が凄い。  翌朝8時に起床。洗顔後、台所の電気ケトルに水を足した。沸騰後、インスタントコーヒーを淹れた。チョコクロワッサンを食べながら、熱いやつを飲む。二杯目を居室に運んだ。愛機起動。エキサイトとエブリスタを呼び出し、草小説と日記を転載した。シャットダウン視認後、簡単な食事をしたためた。  施錠後、自室を離れた。爆笑問題の番組を聴きながら、隣り町の方角へ歩いた。貸しDVD屋に足を進め、取り寄せの手続きをやる。今週観る3枚を借りてから、店を出た。帰途、本屋に寄り、を買った。ドラッグストアに寄り、欲しいものを篭に入れ、勘定場へ運んだ。レジ担当のおにいさん、新人なのか、接客に慣れていない様子であった。帰宅後、NHK第一の「大相撲 夏場所初日」を聴きながら、腕立て伏せをやる。髭を剃り、温水を浴びた。 ♞酒はブラックニッカの「天然水 ピュアの森」割り。飯はおにぎり弁当。  百円ショップで買った傘で雨をはじきながら、駅に至る道を歩いた。歩廊に足を進め、停車中の車両に乗り込む。発車と同時に本を開く。十五少年の「絶海の孤島で何を食うか」の続き。毎日単一のものしか食っていないと体力がどんどん落ちていく(144頁)そうです。終点下車。雨天の日は、駅の中の立ち食い蕎麦屋で朝飯をしたためることが多い。が、今日は通過。食欲がない。  食堂の券売機に買物カードを挿し込み、希望の商品を買った。受け取りカウンターで券とカップを交換し、抽出マシンに仕掛けた。壁際の席に座り、マスクを外した。ケロニ屋の枝豆チーズパンとクリームパン。初めに前者を腹におさめる。次に後者を食べ始める。口中の甘味をコーヒーの苦味で消してから、卓上を片づけた。長椅子に腰をおろし、音次郎の続き。読後、約20分仮眠。  絶海の孤島を読了した。という「鮭の親子まぜごはん」に興味と胃袋を刺激された。地元駅下車。駅を離れ、デパートの地下売場に潜る。値引き白飯と値引き惣菜をレジへ運んだ。  帰路の途中、スーパーとコンビニに寄る。夕刊紙(ゲンダイ)の見出しは「社長謝罪 大炎上」であった。自室に戻り、腕立て伏せを85回やった。酒食の後に『ウルトラQ』(の1枚目)を観るつもりである。 ♞ブラックニッカの水割り。肴はカニコロッケ、タコぶつ、マグロの中落ち。 29ced83e-d1c5-47ae-a5e8-7ab6c29fda93 [16日]  約500メートルを走り終えてから、ラジオの電源を入れた。おはよう一直線を聴きつつ、歩廊に足を進める。いつもの電車に乗り込み、腰をおろす場所を探した。十五少年の「太平洋ひと回り」の続き。読後、まどろみながら、終点へ。駅を離れ、蕎麦屋まで歩いた。暖簾を割り、おばちゃんに代金を渡した。店内に流れる『キセキ』を聴きながら、オムライスと天ぷらうどんを食べる。  入金機に買物カードを挿し込み、千円分をチャージした。ケロニ屋に入り、商品棚を眺めた。食堂に行き、券を買う。通路際の席に座り、粒あんパンとコーヒー。隣席に視線を移すと、冷凍怪獣(ギガス)が自作のハンバーガーとビーフサンドを交互に食べていた。長椅子に腰をおろし、ひと回りの続き。南米のスパゲティはとにかくグニャグニャ(168頁)だそうです。読後、眠りの沼に沈む。  音次郎の続き。旅に慣れるに従い、主人公の魅力も増してきた。初めはかなり○○かった。地元駅下車。改札を出て、他者の邪魔にならないところまで移動した。足を止め、弁当屋に電話をかけた。応答あり。NHK第1の『Nらじ』を聴きながら、帰路を歩いた。話題は「教育が受けられない子供たち」について。途中、スーパーとコンビニに寄る。夕刊紙の見出しは「お笑いAI戦略」「異次元の的外れ」「何から何まで玉虫色」など。  部屋に戻り、テレビの音楽番組を(ラジオで)聴きながら、腕立て伏せをやる。酒食の後に、ウルトラQの第4話「マンモスフラワー」を観るつもりである。 ♞ブラックニッカの「自然の恵みが運ぶ水」割り。カツオの刺身。海苔弁当。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加