6月

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[6日]  ビールを楽しむ本を読む。ビールとトマトジュースのカクテル、レッド・アイ。何やら健康(からだ)に良さそうである。終点に着くまで、眠りの沼に沈んだり、浮かんだりする。改札を抜けて、地上へ出る。職場に至る道中、牛丼屋に寄り、朝飯をしたためた。味はさておき、量的には満足水準である。店を出て、坂道を歩いた。ラジオの話題は「進化するコインランドリー」について。  食堂の券売機に買物カードを挿し込み、ヱ○スビール(缶入り)を選択した。もちろん冗談である。空いている席に座り、マスクを外す。隣席の海底原人(ラゴン)が、弁当の包みを解く。今日の主菜は、鶏もも肉のマヨ(ネーズ)焼き。副菜は、カボチャ煮とチンゲン菜のオイスターソース炒め。俺はケロニ屋のクリームパンとコーヒー。休憩場所の長椅子に腰をおろし、秘宝、巻の五「風神雷神」を読み始める。  林真理子のエッセイ『トランジットビール』を読む。地元駅に着いた。改札を抜けて、外へ出た。雨粒を持参の傘で防ぎながら、他者の妨げにならない場所へ足を進めた。スマホを取り出し、弁当屋に電話をかけた。大将に希望の商品を伝えた。帰途、スーパーとコンビニに寄る。夕刊紙(ゲンダイ)の見出しは「20億円 賠償金地獄」であった。酒食の後に『Q』の第12話「鳥を見た」を観るつもりである。 ♞酒はトリスクラシックの軟水割り。酒肴(さかな)は値引き刺身。飯はおにぎり弁当。 f8ca2809-ef30-4a6f-a816-68fbf1d07d3d [7日]  停車中の〔いなづま号〕に乗り込み、指定の座席に腰をおろした。もちろんユメである。今朝のおはよう一直線は、生島さんと残間さんのトーク。携帯ラジオの電源を切り、ビールを楽しむ本収録の「ビールのおいしい店(東京版)」を読んだ。終点下車。立ち食い蕎麦屋に入り、カレーライスを腹におさめた。  食堂の券売機に買物カードを挿し込み、希望の商品を選択した。受け取りカウンターで券とビア・スプリッツァ(缶入り)を交換した。これもユメである。通路際の席に座り、マスクを外した。粒あんパンを食べながら、コーヒーを飲んだ。卓上を片づけてから、休憩場所へ移動した。長椅子に座り、巻の五「風神雷神」の続き。読後、目蓋を閉じた。純度の高い眠り。体が随分楽になる。  巻の六「宝探し」を読み始める。が登場する。のちの〔鬼の平蔵〕である。こういう趣向は大変楽しい。地元駅の改札を抜けて、地下売場に潜り込む。最後の値引き白飯(ライス)をレジへ運んだ。帰途、スーパーとコンビニに寄った。夕刊紙の見出しは「長男隠し 自作自演」であった。家に戻り、腕立て伏せを85回やった。酒食の後に『Q』の第9話「クモ男爵」を観るつもりである。 ♞トリスの「自然が磨いた天然水」割り。酒肴は鶏と葱の塩焼き、鮪の角切り。
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