登場人物

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登場人物

ヘレナ・ロビンソン(17) 「もう社交界に嫌気がさしましたので、自力で胸を大きくして社交界に見せつけてからシスターになって引退します」  主人公。伯爵令嬢。意志が強い。心の中では口が悪いが、令嬢のたしなみとして言葉にはしない。 ヴィンセント・ブラッドロー(22) 「社交界なんて噂を立てられた者勝ちだろう? 僕は困っている人と女性は助けたい主義なんだ」 『赤き浮き名の魔王』の悪名を持つ。侯爵家当主。面白さを優先してヘレナを振り回す協力者。弱点は○○。 サイラス・デイル(24) 「き、君の胸がドロシーより小さいからだ!」  ヘレナとの婚約を破棄する。伯爵家の長男。父親に「長男のサイラスを廃嫡して優秀な次男を後継者にしたい。ああ、次男が長男だったなら」と嘆かれるほど頼りない。 ドロシー・アスター 「デイル伯爵家はあなたが思っているほど貧乏じゃないのよ。そのうち分かるわ。また胸で婚約破棄されないようにお気を付けてね。レディ・ヘレナ・ロビンソン」  サイラスとの結婚を望んでいる。男爵令嬢。天然なのか意図的なのか分からない嫌みを混ぜてくる。 アルバート・ロビンソン(22) 「もしかしてロード・ブラッドローに弱みでも握られてしまったのかい? まだ暗殺者なら空きがあるぞ!」  ヘレナの兄。伯爵家の長男。妹のヘレナが大事すぎて極度の心配性。マーガレットと婚約している。 マーガレット・バターフィールド(17) 「ヘレナ、それは(しゅ)が悲しまれるわ。せめて『わたしが根拠のない嫌らしい外見至上主義を広めました!』と裸で馬に乗らせて街中に宣言させてから国外追放してさしあげるとか」  ヘレナの親友。侯爵令嬢。天然で心配性。アルバートと婚約している。 ローザ・スウィートマン(17) 「くれぐれも気を付けて。あとお兄様の動向にも注意してさしあげて」  ヘレナの親友。伯爵令嬢。自分の意見ははっきり言う常識人。 ルイ 「出すぎた物言いとは存じますが、マイ・ロード。呟きながら早足はまわりの方に不気味がられますので、お控えになったほうが」  ヴィンセントの従者。主人より見目麗しいと評される。
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