番外編 大館とユリエの恋

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「お高く止まるなよ、俺達といいことしようぜ」 ユリエと友美は腕を掴まれて、人通りの少ない路地に連れていかれた。 「離して」 「こっちのお嬢さんは気が強そうだな、こう言う女をやるのが堪んねえ」 ユリエは一人の男に建物の壁に押し付けられて、身体を密着された。 「いや、助けて、大館」 その時、大館は男を蹴り飛ばし、ユリエから引き剥がした。 「汚ねえ身体をお嬢に触れるな、痛い目に遭いたくなければとっととうせろ」 友美の腕をう掴んでいる男も蹴り飛ばした。 「大丈夫ですか、怪我はありませんか」 その時、もう一人の男性がナイフを取り出し、大館目がけて走り出した。 「大館、危ない」 大館は脇腹を刺された。 「てめえ、何やってるんだ」 男達はその場から逃げ出した。 大館は脇腹から出血しているにも関わらず、ユリエを気遣った。 「お嬢、大丈夫ですか、怪我はありませんか」
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