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「そもそも協会支部じゃなくて城とかで集まってくれれば良かったのに」
「それは…でもそういう決まりになってますから」
「まあ俺らの国だったら知り合いばっかだからあんな風に止められる事も無かったんだけどね」
「…秘匿事項の弊害ですね」
俺の愚痴にお姉さんは困ったように返すので俺は雰囲気を変えるために軽くボケるように言うとお姉さんが笑って返した。
「…来たか」
この前の地下倉庫に向かうと部屋の前に国王陛下を含めた数名の人達が立っている。
「遅れてすみません」
「自分が無名なばっかりに入口で止められてしまって。それで中に入るやりとりで多少時間がかかりました」
お姉さんが軽く頭を下げて謝るので俺は理由を告げた。
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