青年期 46

4/13
前へ
/2987ページ
次へ
「…そういえば未討伐の魔物であるアダマンタイタンの魔石や素材もあると聞いたが…」 「…この上には無いようだが…どこに保管している?」 「坊ちゃん、お願いします」 やり手の起業家みたいな雰囲気のおじさんや王様がテーブルの上の魔石や周りを見ながら尋ね、お姉さんが俺に振る。 「はいはい」 俺は変化魔法を使って部分変化でミノタウロスの腕力にして空間魔法の施されたポーチからアダマンタイタンの魔石を取り出し、床に置く。 「「「おお…!!」」」 すると俺とお姉さん以外の人達が魔石に釘付けになってまたしても驚嘆するように呟いた。 「あ。触る際には重いので気をつけて下さい。なんでも200キロ近くあるそうなので」 「200だと!?」 「そこの男爵は軽々と片手で持っていただろう!?」 王様やおじさん達が魔石に近づくのでお姉さんが注意すると結構厳つい感じのおじさんは俺を指差して指摘してくる。
/2987ページ

最初のコメントを投稿しよう!

230人が本棚に入れています
本棚に追加