青年期 46

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「…素晴らしい…!ここまでの大きさ、品質ともなると厄災の龍の魔石と同クラスかもしれん」 「まさかアレに匹敵するような魔石が他に存在するとは…!…もしや未討伐の魔物は全てこのクラスなのか…?」 「…あの魔石同様コレを使えば一般の魔法使いですら戦略魔法と同等、いや…それ以上の威力が出せるようになるだろう。扱いには気を使わなければ…!」 王様やおじさん達は魔石を囲んで鑑定するように査定を始める。 「…魔石の質、状態共に申し分ない。だが…」 「…やはりそうか…」 「うむ…仕方あるまい」 王様とおじさん達は査定が終わると三人で集まって話し合い、何故か俺を見ながら難しい顔をする。 「…やっぱりですか?」 「…そうだ」 お姉さんの確認に王様が難しい顔のまま頷く。
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