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「分かりました。では近くの部屋で…」
「「本当か!」」
廊下で魔石の取引をするのもアレなので応接室のような近くの部屋に移動するとおじさん二人が興奮したように返事をしてついてきた。
「…これが今売却できる魔石ですね」
「…少ない数でこれか…」
「…二人で分けるにしても十分過ぎる量だな…」
「うむ。全て譲ってくれ」
そしてテーブルの上に魔石を置いて告げるとおじさん達は微妙な顔をしながらも買い占めを宣言する。
「…確かに。確認しました」
「ふふふ…!わざわざ来た甲斐があったというものだ…面倒臭がって拒否した奴の悔しがる顔が目に浮かぶ…はーっはっはっは!」
密約とやらでお姉さんが代金を確認すると結構厳つい感じのおじさんは魔石を手に取り、何故か声を上げて笑い出した。
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