青年期 46

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…それから三日後。 「団長、依頼が来てるが…どうする?」 「依頼?珍しいな…用件は?」 「町までの商人の護衛だそうだ」 お姉さんとの観光中に団員が声をかけて来て確認してくるので俺が不思議に思いながら尋ねると依頼の内容を説明する。 「護衛か…誰か受ける人がいないか聞いてみて」 「いいのか?」 「うん。傭兵団の仕事を解禁しようか。ついでに隊長達を集めて来てくれない?」 「分かった」 俺の指示に団員が確認し、俺は肯定しながら更に指示を出すと団員は了承して走っていく。 「コッチに着いてからは傭兵としての仕事をしてないのによく依頼がありましたね」 「商人だから多分あの時都市に居たとか噂を聞いたとかそんな感じじゃない?」 「なるほど」 お姉さんも不思議そうな顔をしながら言い、俺が予想を話すと納得した。
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