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「とりあえず傭兵団として活動するんなら短期とはいえ国に報告書を出さないと…後で事務員にお願いしとくか」
「税金の問題とかも出てきますからね…」
「将軍みたいに面倒な手続きは依頼主側でやって欲しいものだけど、一般庶民にソレを求めるのは無理だろうし…」
俺が一旦観光を切り上げるように言うとお姉さんは少し残念がりながら賛同し、俺はため息を吐きながら呟く。
…そして二日後。
「あ。猟兵隊の…ちょうど良かった」
王様に魔石を売った帰りに城の廊下で女性が声をかけてくる。
「夕方にでも行こうと思ってたんだけど、手間が省けたよ」
「何か用?」
「実は今日の夜に辺境伯の令嬢がこの王都に着く予定なんだけど…どうやら刺客が動いてるとかで護衛を頼みたいんだ。流石にあたし一人じゃ不測の事態に対応出来ないからね」
駆け寄ってきた女性に用件を聞くと仕事の依頼をしてきた。
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