青年期 46

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「…だといいんだけど」 「じゃあ時間が来たら迎えに行くよ。どこの宿屋に泊まってるんだい?」 「あ、ホント。ありがたい…じゃあよろしく」 「はいよ。じゃ、また後で」 女性の確認に俺が今泊まってる宿屋の名刺を渡してお願いすると女性は受け取って手を振りながら歩いて行く。 「ザーラヌ辺境伯って言ってたっけ?領土はどこだろう?」 「書庫に行ってみますか?地図に載ってると思いますよ」 「…そだね、行ってみよう」 俺の疑問にお姉さんがそう提案するので俺は書庫に行って色々と調べてみる事に。 「…でもよく考えたら勝手に入って大丈夫?」 「一応入城許可は貰ってるから大丈夫だと思います。機密情報とかの類は書庫番が目を光らせてるでしょうし」 「それもそうか」 書庫に向かってる最中に少し不安になって聞くとお姉さんは予想を話し、俺は納得しながら返した。
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