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「っぷあ……も、無理っ」
仰向けになった奏人さんのを咥えて、後ろ馴らされて。
ぞくぞくして苦しいの堪えたくて奥まで頬張ってたけど、快感の方が勝って耐えきれなくて口離した。
それに、これから自分に挿れてもらうのが目の前にあったら、なんかお預け食らってる気になる。
けど、奏人さんの方はやめてくれなくて
「なぁ、ほんと、もう平気だから……っ」
情けない姿勢で懇願してんのに、聞く耳持たず。
舐めて解したところに塗り込んだ潤滑剤を中に擦り付けるみたいに指が動いて、体が跳ねる。
恥ずかしいし、ほんともう勘弁してほしい。
自分だって先走り垂らしてるくせに。
キスして透明な滴を舌で拭うと、そんなわけないのに甘い蜜みたいに思えて。
滲むのを舐め取って穴に舌先入れてやると、低く声を漏らすのが聞こえて、後ろ馴らしてた指がずるりと引き抜かれた。
「っ!……ちょ、急に」
「早くしたいんだろう?そのままでいいから」
自分は体起こして、俺の腰引き上げて。
ゴムつけるとすぐに当てがって、沈めてくる。
「っ……」
馴らされても最初は苦しい時もあるけど、今日は状況でやられたんだか抵抗ない。
「大丈夫?痛くない?」
「……いいよ。平気」
ひとつ息をつくのが聞こえて、ゆっくりと入ってくる。
待ってた中を隙間なく埋められると、こっちも溜息が漏れる。
「……動いて」
言ってるのに、焦らすみたいに背中にキスする。
くすぐったくて、ぞく、と体が跳ねて締め付ける。
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