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蓮池は
いつの間にかに咲いていた
ここはそう
蓮池だったのだな
一面にある緑と
白とピンクの清らかさ
お昼過ぎには閉じるのか
いつの間にかに花は閉じ
夜の間にまた開く
泥の中から澄み渡るよな
真に綺麗な花となり
蓮の花は尊いな
夏の短い夢のよう
ほっかりほっかり開いてる
そうしてそしていつの間に
知らない内に散ってるの
散っていっても尊いよ
花の真ん中宝珠があるの
宝珠残して散っている
蜂の巣みたいな顔をした
残った宝珠は何になる?
蓮池を
今日もうっとり眺めているよ
開いた花の真ん中の
宝珠の色や
まだ鮮やかに
黄金色した宝珠や宝珠
よくよくのぞかにゃ
見えないけれど
花が散ったらそればかしだよ
一面がまた泥池になり
いつの間にかに忘れてしまう
蓮池だったと忘れているよ
清らに静かに咲く花も
咲いてたことも忘れるの
蓮の花咲く池がある
花が咲いたら眺めましょ
秋になったら忘れても
夏になったらまた逢えるのと
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