海を見る

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 夜明け前、海に行く  朝凪が見たくて  まだ暗い渚は  誰の足跡も無くて  裸足になると冷や冷やするの  夜と朝の間  これから夜が明ける  朝日が昇るその頃に  静かな海が現れる  朝焼けの中輝く海は  鏡のように煌めいて  桃源郷のようだった  嬉しい時も海に来て  悲しい時も海を見る  何にも無くても海を見て  疲れた時も海を見る  夏の浜辺は賑やかだけど  じっと見てると淋しくなるのは  何故だか何故か  淋しくなって  だけどもやっぱり  眺めていたくて  心の中に海がある  大海原があるんだよ  時化になったら涙して  夕焼けを待ち  夕凪を待つ  夜の海辺は暗くても  雲がなければ大丈夫  月が照らしてくれるから  星が抱きしめて、くれるから  海を見つめて  夜を見つめて  心の中で  今日を感じて  昨日を見つめて  明日を待つ                              
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