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高校生活が始まった。
すぐに友達ができるだろうか?
ドキドキ、ワクワク、期待と不安を胸に
入学式に臨む。
入学式を皮切りに、さまざまな場面で体育館に集う度、
席順は名前の順になる。
その名前順に並ぶ前2人と後ろ1人、同じ中学から入学した
顔見知りの子、4人とはすぐに仲良くなった。
後ろの子は別グループに入り、残った正美と淳子、そして同じ
中学からの知子と私が同じグループになった。
グループで一緒に行動するようになり、すぐに4人の関係性が
できあがった。
私は正美ともっと仲良くなりたいと思っていて、彼女に夢中に
なったていたのだが、正美は×淳子にご執心で彼女をいつも優先し
行動する。
誰の意見より何より×淳子の意見、要望を優先するのだ。
3ヶ月もすると如実にそういったことが浮き彫りになってゆき、
私はその状況にはがゆい思いをしていた。
一方、中学の時に顔見知りだった❧知子は物静かな子で私含め
他の3人のうちの誰かと仲良くなろうとかの考えは無いようで、
取り敢えず同じグループにいるといったスタンスでいつも
私たちの側にいた。
すごく大人しいんだけど、中学の頃は周りに大勢の友達がいて
割と目立っていたような記憶がある。
環境が変わったせいか、今は大人しいというイメージを
纏っている。
途中から更に×淳子の言動に振り回されているように感じ始め、
そんな状況に、私はだんだん……いらつくようになる。
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