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チョコを渡して、告白しよう。
ただそう思っていただけだった。
両想いになんてなれるかは正直なところ半々な気持ちだった。
それがふたを開けてみればずっと好きでいてくれたという事実。
嬉しかった。
でも、まさかそのままこんなチョコ以上に甘ったるいキスをされるとは思わなかったよ。
「み、つる……すき……んっ」
そういえば私はちゃんと言っていないなと思って、キスの合間に伝えた。
「っ! 俺も好きっ!」
そしたらもっと強く求めるようなキスになって……。
私は溶けたチョコのように、ドロドロに溶かされてしまったのだった。
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