Day.11 飴色

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Day.11 飴色

「そう言えば、先生とはあまり親しくなるなよ。暇を持て余した神の遊びだ」鴉はアイス珈琲を飲みつつ私を睨む。「妙な物を持ってるな」ピンときた私は、あの蛍石を鴉に見せた。「何が贄は必要ないだ。これは贄の場所を知らせる石だろ」鴉が指先に力を込めると、石は飴色に変わって砕け散る。
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