Day.12 門番
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Day.12 門番
ぐんぐん伸びた朝顔が、既に蕾をつけていた。それを見た先生が、ひと株持って帰りなさいと言う。理由を問うと、「あなたやお兄さんに悪いものが近付かないよう、朝顔に見張っていてもらいましょう。まあ、門番のようなものです」と微笑む。鴉の言葉が頭を
過
(
よぎ
)
ったが、断ることはできなかった。
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