プロローグ

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プロローグ

   私の、夢。 それは、 「推しと、結ばれること」。  尊いとか大好きとか、そういう言葉では言い表せないぐらい、好き。  推し様が居なかったら私、とっくに死んでただろし。  感謝、感謝。  何故言葉は、人の心を抉る(えぐる)のは赤子の手を捻る(ひねる)よりも簡単なのに、こう"好き"という思いはちっとも上手く現れにならぬのだろう。  つくづく、不便やなぁと思う。  他人に、夢を聞かれた際、  「推しと結婚したい!!」  というと「あーそ」で切られるけど、もう、それで傷つかんくていいんだよ。  だって私、今度の月曜日に、推し様とデートの約束したんだもん!!  幸せ。幸福。心がぐんと上がって、浮けそうなほど体が軽い。最幸は、デート後にとっとく。  推し様を、愛している。この上なく、愛で溺れるとは今の私を言い表す最適の言葉だ。本当に、幸せ。  推し様、本当に、好きで、好き。…愛してます。      
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