寧推の日常

6/8
前へ
/22ページ
次へ
 信じていたけど…そうは、行かなかった、か。  ぷつん、と信用という名の糸が切れるような、そんな音がした、気がした。  「信じていたいんだ 何度裏切られても 君を信じてみたい 暗闇が開けた先にはきっと素晴らしき世界が広がっている はずなんだ けどやはりもう君を信じることは出来る気がしないんだ、」  ファイねの曲、「discredit」の歌詞が脳裏を過る。  discreditの歌詞が、これほど沁みたのは初めてだった。  …私は、何があっても、勝摩を推し続けよう。  そして、勝摩に殺人容疑をかけたクソ野郎を、地獄に落としてやろう。  そう、決意した。    
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加