運命を断ち切れ

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運命を断ち切れ

原文のままです。 オメガバースもの。 ★オメガバースを知らない方への説明 男女性以外にα(アルファ)、Ω(オメガ)、β(ベータ)の第二性がある世界。 αとΩは人口の20%ずつしかいないが、αは秀でた種でヒエラルキーの頂点におり、Ωは月に一度発情期というものがあり、7日間程度続くがこの間、性フェロモンを振りまき体調も崩す。 もともと身体能力や頭脳も他の2種より低く、ヒエラルキーの最下層。社会からの扱いが悪く不遇。 皮肉なことにフェロモンはαに働き(βにも働くが影響はない)、発情期中にαと性交すると男女性に関係なく妊娠。高い確率でα性の子どもを授かる。 その為政略結婚に有用されることもある。 発情期の性交中にαがΩのうなじを噛むと、「(つがい)」関係が成立し、Ωのフェロモンは番のαにしか作用しなくなるが、発情期は続くので番との性交は必要である。 番以外と性交は可能だが、激しい拒絶反応が起こり頭痛や嘔吐をしてしまう。 だが、番の解除はαが死ななければできないため、合意でない成立や番に捨てられた際、Ωは気が狂うような発情期を過ごすことになる。 αは番解除をしなくても他の人間と結婚浮気性交できるため、Ωは愛人や側室となることも多い。 Ωとαには「運命の番」が存在するという都市伝説があり、ひと目見ると魂が惹かれ合い、互いにわかるという。 運命の番に会うと、すでに番がいたとしても運命に惹かれてしまうので、悲しい状況が生まれる。 βは普通の人間で、男女性のことわりどおりに暮らす。  オメガバース的には蚊帳の外的立場だが、αやΩに報われない恋をすることがある。 その他おいしい設定 Ωは発情期に、番のαの匂いがついたものを集め「巣作り」をする。 αはそんなΩがとても可愛くて巣作りされるとクラクラきてしまう。
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