新な想い

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何が違ったのか? どこで、この道に迷い込んだのか? 私は、何時…… この、会社と言う迷宮から飛び出せるのだろうか? ここに居続ける意味があったのか…… あのときの分岐点は、今どこに辿り着いていたのだろうか? バブル崩壊直後のあの時の迷い。 長い氷河期時代に、船を乗り換える為の下船を選ばなかった数度の決断。 船から地上におりて、それから探す次の船は在ったのだろうか? 泥舟? ヨット? カヌー? 漁船? タイタニック? 戦艦大和……とか? あったのかなぁ~ あの時(笑) 私は、あの時自分は船に乗ってると信じてた。 その船が、そこそこ大きくて(笑) 氷河期時代には、下船するにはかなりの勝負(笑)。そう信じてた。 だって、周りは荒波の海だったんだよあの時代(笑) 勇気のある者は、次々と船を渡り歩く時代がやって来た。 派遣社員として人生が脚光を浴びた。 でも、私はこの船がきっと大海原を見せてくれる。 そう思ったんだけどね。 その船が、長らく停船することを知らなかったんだよなぁ(笑) 停船に気づかず、乗り続けた船が動き始めた頃私のゴールが見え始めた。 一つの船で、社会人を終えようとしています。 跳び出す決意遅すぎて(笑) 【最善の選択】は、冒険を避けた私のただの言い訳? それが、問答のように私に問いかけてくる。 そんな歳になりました。 ゴールまでの距離が見え始めた頃。 思いもしない路線変更を余儀なくされた。 既に見え始めたゴールにすら、辿り着かないのかも知れない。
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