Tomorrow

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 神田さんの告白は真実だ。  彼は私にひと目惚れして、その瞬間に一年後までの企画を立てていたのだ。  さすが企画課主任……なんて言ってる場合ではない!  私はおずおずと彼を見上げ、そして強烈な視線とがち合う。 「か、神田……さん?」 「返事を聞かせてくれ。もしも、俺の自惚れじゃなかったら、君も……」  神田さんはまぶしそうに、私のワンピース姿を捉えている。  今朝、お洒落した私を、珍しいものでも見るようにした彼。いつもと違う私に気付き、あの時、彼は確信したのだ。 「そうです。私も……神田さんが好きです。私もあなたにひと目惚れしました。素敵な人だなって、見惚れてたんです」  震えながらも素直に言えた。  これはきっと、彼が引き出してくれた勇気である。 「真山……」  強く手を握られ、ぐいっと引っ張られた。
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