Tomorrow

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 英二さんは、とべぞう君をはじめとする私のコレクションを実際に手に取り、鑑賞したいと言った。 「もちろん、いいですよ。ぜひ、見に来てください」  私が快諾すると、彼は喜ぶというより、なぜかびっくりしている。 「いいのか?」 「ええ」 「本当に、いいんだな」 「は、はい??」  何度も確認するので不思議に思う。  でも、彼が大きく息を吸って呼吸を整えた時、私はハッとした。  いいんだな――というのはつまり、『部屋に上がってもいいんだな』と、確認したわけで…… (えええ? そうだったの? ちょっと待ってください、そんな……!)  彼と離れるのは寂しい。  そう感じていながら、いざとなってうろたえまくる私。  平静を装っても、指先が震えている。   ワンピースの胸元を押さえるけれど、速くなる鼓動はどうしようもなかった。
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