エピローグ

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エピローグ

 ボーナス全額をつぎ込んで、専門の業者を手配して打ち上げた花火は大成功に終わった。  ぼくはみかげさんに話しかける。 「花火、どうだった」 「はい、とっても綺麗でした。本当にありがとう」  彼女は満面の笑みを浮かべている。それを見て、ぼくは思い切って言う。 「みかげさん、やっぱりぼくは貴女が好きなんです!」  すると彼女は、顔を真っ赤にして、 「あの、その返事、今しなきゃだめ?」 「え……!?」 「その、うしろ」  後ろを見ると、病院着姿の人の他、花火の音を聞いてやってきた地元の人たちが集まっている。 「あ……」  みな笑っているが、これはとても恥ずかしい。ぼくも顔が赤くなってしまった。  ぼくの言葉が聞こえたのか、みんな彼女の言葉を期待している。  ややあって、 「これからも、よろしく」  集まった人たちからは2人に拍手が送られていた。 ――FIN――
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