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食後には、食器を洗わせて、食器乾燥機について教えた。
「こんなものがあるのですね」
「あるよ」
「何も知りませんでした」
「ね、できたでしょ?」
「ありがとうございます」
よしよし。
「お風呂の掃除は?やったことある?」
「ないです」
やっぱりー?
それも教えてあげたけど…
「お風呂に一緒に入ってもいいですか?」
「…それはちょっと、恥ずかしいから」
「だめですか?」
だめってわけじゃないけどー!
「いいけど…」
って入ったはいいが、
「じろじろ見ないでー!」
「すみません、つい」
体洗ってるのめちゃ見てるし〜!なんで隣に座って一緒に体洗い出すんだか!
「…さっちゃん」
「なに?」
「洗って欲しいです」
え、えー?もー、甘えん坊なのか?
「はぁ…ありがたいです…」
「なにその声。背中洗ってるだけだよ?」
ったく、背中広いんだから。大変。胸板も洗ってあげましょうか?なんて筋肉!後ろから抱きつきつつ洗う。
「…え、それ」
「…あぁ、元気になりましたね」
「なん、で?」
「気持ちがいいので。さっちゃん、こちらもお願いします」
そ、そこをですか?
こ、んなの…見ていいのかしら…
零の顔…昨日もこんな顔してたのかな。かわいい…
「ありがとうございました。触ってくれるなんて、嬉しいです」
「なんで?嫁は?」
「いや、気持ち悪いと…」
零ってなんで結婚したんだ?
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