新しいお仕事

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私は社長に連れられて、撮影を見て回ることに。 「社長、ジャムの撮影をまず見せてよね?」 「はい。こちらでお待ちしています」 あの人の青い目。カエさんと同じでハーフかな。 「彼女をご存知ですか?」 「…いいえ」 「いいんですよ」 この社長、腹黒かしら? ジャムと名乗る人は、撮影をはじめた。これくらい私もできる。 「次に行きましょう」 社長は途中なのに移動する。それからあちこち回り、メイク室へと案内された。 「わぁ!本物のピーチちゃんだぁー!」 「かわいいわぁ〜」 こちらでは歓声を浴びた。 「よろしくお願いします〜」 「え?餅月(もちづき)さんたち、この子の知り合いですか?」 「えー!ほのかちゃん知らないの?」 「え?」 メイクされてた人が質問している。騒がしくなってる。 「それでは失礼しました」 社長はこの部屋を退散するようで、私もついてゆく。 「お疲れ様でした」 ようやく、社長室に戻ってきた。そして、社長直々にお茶を入れてくれた。 「勉強になりました〜」 「私は他の現場を知りません。なので、あなたの感じたことを教えて頂けないでしょうか?」 「え?」 「なんでも、気づいたことありましたらおっしゃって下さい」
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