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第8話
翌朝、涼平は朝起きて仕事に行く準備をしながら部屋の中を見渡した。
昨日海から上がって、必死で段ボールの中の物を片づけたが、
まだ数箱残っていた。
とりあえず、人が住める状態にはなっていたので、後は少しずつやっていくかと思いながら、家の鍵を手にして部屋を出た。
マンションの駐輪場に停めてある自転車に乗ると、涼平はすぐに走り出した。
出社時刻までにはまだ時間があるので、今日の朝食はカフェでとろうと思い、先日行った店へと向かった。
大型書店に併設のカフェは、朝七時からオープンしているので、そこでコーヒーを飲んでから職場に向かっても、余裕で間に合う。
涼平はカフェの前に自転車を停めると、店の中に入って行った。
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