Never END Land

『A Mad Tea – Party』

「ぁぁ………ぁぁああ、
　あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"ア"あ"あ"ア"あ"ア"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"ア"あ"あ"ア"あ"ア"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"ア"ア"あ"あ"あ"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"ア"ア"あ"あ"あ"あ"ア"ア"あ"あ"あ"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"あ"あ"ア"あ"ア"あ"あ"ア"あ"ア"ア"ア"あ"あ"あ"ア"ア"あ"あ"あ"！！！！！！！」

　その絶叫は空気を震わせた。

　劈くような音が空気を響かせ、耳障りな音として脳に残る感覚に思わず耳を手で塞いで目を思い切り瞑ってしまった。本能がそうしろと言っているように動いてしまった。
　耳を押さえていても脳に直接響くような絶叫に頭痛がしてくるほどで、うっすらと瞼を開いてピーターの方を見れば冷たい眼差しで三月うさぎを眺めていた。いや、冷たい眼差し、というよりもどことなくつまらなさそうな表情を浮かべていてその瞳の冷たい色に思わずヒュッと息を呑んでしまうほどだった。

　三月うさぎは持った瓶にいきなり頭突きを始めてしまいヤマネも帽子屋もそれを眺めているだけだ。ヤマネに至っては「今日も元気」なんていう始末で、杏里はなんとも言えずにもう少し力を入れて耳を塞いだ。

「あれ。どうするの」
「嗚呼、どうにでも。君の判断に任せよう」

　両手を上げてお手上げと言わんばかりの帽子屋はその長い足を組みながらそのまま優雅に紅茶を飲み始めてしまった。