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定時の17時半を回り、会社を出てスーパーでお弁当と缶チューハイを買って家に向かう。
終業のチャイムと同時に仕事や職場のことなど頭から消えてなくなってしまう私はお気に入りの音楽を車のブルートゥースに繋ぎ自分以外誰もいない車内で大熱唱を始める。
家に着くと、買ってきたお弁当で晩御飯を済ませシャワーを浴びる。
髪を乾かすでもなく冷蔵庫に冷やしておいた缶チューハイを開けた。
髪を拭いたタオルを肩にかけベッドにあぐらをかいて缶チューハイを一気にのどに流し込んだ。
ガソリン注入。これがないと生きていけない。
濡れた髪を構いもせずベッドに倒れこむ。私の至福の時間。
スマホの音楽再生サービスで適当な音楽をかけ、聴いてるうちに瞼が重くなってくる。まだ寝ない……、なんて思っているうちに意識が途切れる。
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