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「その山城って男信用ならない」
「はぁ!?リクなら喜んでくれると思って話したのに信じらんねぇ!!」
次の日休憩中にリクに山城さんの事を話したら、眉間に皺を寄せられた。何でだよ…リクなら良かったなとかおめでとうとか言ってくれるんじゃないのかよ…
「俺に優しくしてくれるしいつでも抱いてくれるしそれに、それに…」
「山城って男の家に入った事あるのか?」
「無いけどお隣さんだぜ?わざわざ行かなくても」
「そうか。じゃあ今から行くか」
「え?」
まだ撮影残ってんのにリクは俺の手を引いて山城さんの家の前まで来てしまう。隣って言ったから場所はわかったんだろうけど…とりあえず俺はインターホンを鳴らしてみる。
少ししてから扉が開き山城さんが出てきて驚いていた。少し待っててと言って扉を閉めようとしたが、リクが扉に手をかけて無理矢理開けて中へ勝手に入ってゆく。
「誰なんだお前!警察呼ぶぞ」
「俺の友達!ねぇキスして?」
抱きついて見つめてもリクが気になって仕方ないのかキスしてくれない…部屋の中に何かあんの??ねぇ山城さんキスしてよ…
「来いナツメ」
「お、おぅ!」
行こうとしたら腕を掴まれたが、その手を振り払い声の元へ走って俺は目を疑った。そこは寝室だが壁一面に俺の隠し撮りが写真が貼られていて床にまで散乱していてゾワッとした。
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