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「何ですか」
「へ?あ、いや」
俺は思わず肩越しにガン見してしまっていて、ドン引きされてしまっている。いやいやだってそんな立派なブツ持ってるなら是非この業界入るべきだよ!
「俺を抱いてくれ!」
「洗ってない手で肩掴まないで下さい」
「まだ濡れてるからたぶん入る」
「入れませんよ警察呼びますよ」
呆れたように言われ肉杭はしまわれてしまい、俺は入口を背に手を広げて通行止めをしてしまう。
「一回だけ!なぁ一回だけ…!」
「俺は男抱く趣味なんて無いです」
「じゃ、じゃあ連絡先交換して?」
「は?」
「じゃなきゃ通さない!」
我ながら子供っぽい事言ってると思ったが、あれで犯されてみたい…!!すると目の前の男はため息をついて胸ポケットからメモ帳を取り出しペンも出してサラサラと何かを書き始めた。
「俺がちゃんと帰ってから見てくださいね」
「お、おぅ!」
渡された折り畳まれた紙をしっかり握り入口の前から退いて男を見送り、シャワーも浴びに行き他の撮影も終わってからワクワクしながらマンションに帰る。
「桐生さんいい事でもありました?」
「んふーっ。ひ、み、つ!」
鍵を開けていればちょうど隣の家の人が出てきた。淡いゆるふわな茶髪に焦げ茶の瞳に黒縁眼鏡の優しそうな人でバツイチらしい。世の中の女は見る目無いんじゃないか??
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