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「お前は相変わらずふしだらな仕事をしてるのか」
「兄貴には関係無いだろ帰れよ!」
兄貴は妻子持ちで誰とでもセックスする俺を恥だと思っているようで、また今日も辞めるよう言いに来たらしい。やばい早く帰らせないと今日荻野来たら困る…
インターホンが鳴り俺が慌てて出てみればやはり荻野で、俺が帰るよう言おうとしたら肩を掴まれ退けられて兄貴が前に出た。
「君は誰だ?棗とどういう関係だ?」
「荻野海斗と言います。ふだんは配送業していて、棗さんには良くしてもらっていて今日は一緒にご飯でもと思い来ました」
「君のような好青年はここに来ない方がいい。食事も遠慮させてもらう。二度とここには来てはいけない」
兄貴の二度と来てはいけないという言葉で、二度と会えないのだと思うと胸が苦しくなってしまった。なんだ?ただちんぽ入れて欲しくてその為に頑張ってきてて、でも荻野の時折見せてくれた笑みとか一緒にコンビニに弁当買いに行って食べたりとかもした記憶とか蘇ってきて涙が零れた。
「俺…棗の彼氏なんで。彼女の所に行くのは問題ないですね。どうぞお帰りください」
荻野はそう言うと兄貴を放り出して扉を閉めて鍵をかけてしまった。え?何が起きてる…??
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