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そんなこんなで次の種目が始まろうとしている。
何故!?
サキュバス「続いての種目は・・・とうとう真打登場!
魔王ルシファ対勇者のサッカー対決!です。
えぇ1分以内にどれだけ点数を取れるか、レディぃいいい・・・ファイトです!!」
・・・それでいいのか!?
っと、んな疑問冷静に分析している場合じゃない。
俺スポーツ苦手なのに・・よりによってサッカーって・・・
うわぁ、普通に魔王サッカー上手いしw
いや褒めている場合か!?
とりあえず責めなきゃ!
ルシファ「ハハハハハ、楽しいな?」
「へ?」
あの、趣旨分かってます?
ルシファ「思っていることがあるなら声に出して言いなさい。それだと誰にも伝わらんぞ?俺様には伝わったがなww
安心しろ、貴様が勝とうが負けようが”ルシファ”の運命は常にここに存在し続ける。
もし仮に俺様が貴様に敗れたときは潔く死のう。そして次世代のルシファに魔界を任せるのだ!」
「・・・ちょっと言っている意味わからないですね、どういうことですか?」
ルシファ「言ったとおりだ。ルシファは生き続ける、そういうことだ。」
「いや、どういうこと?」
ルシファ「頭悪いのか?」
「悪くて悪かったですね!?」
ルシファ「逆ギレか?」
「いやそうじゃなくて!!」
もう嫌なんだが、コレ。
喋っている間も対決は進んでいる。
普通に強い、そして俺は普通に弱いw
サキュバス「(ピピーーーーーーーーーーーー)
勝者、魔王様!!!」
結局俺は1回もゴール入れられず、魔王の独壇場で終わった。
ルシファ「いや~いい汗かいたわ~」
「何気持ちいい感じ出しているの!?」
ルシファ「体を動かすと気持ち良いだろ?」
「いや、それ人間的発想・・・」
ルシファ「そうなのか?まぁどうでもいいや、それならそれでその文化も我が魔界で広めようぞ!」
「・・・俺、もう疲れたんだけど?」
ルシファ「なら休憩するか?」
「はい!?」
ルシファ「運動会に休憩時間は必要だろ?」
「なんで運動会なの?」
ルシファ「俺様がそう決めた。貴様との決着は運動会で決めると。
しかしフェアではないのは好かん。やはりここはフェアプレイで行こうと。
だから貴様が全力を出せないというのなら全力を出せるよう支援してやる。」
・・・国王様、この魔王なんか変です。
討伐に値するような非道な奴なんですかね?
なんか良い奴にしか思えないんですが・・・
ルシファ「その結果、俺様が勝てば貴様は魔王チーム優勝の宴の目玉となるだろう。
煮て喰ってやる、それまでお預けってだけの話さ。
俺様が負ければ、まぁその時はその時だがな~」
前言撤回、やっぱり人畜非道のヤバい奴でした。
おぉおおコワw
ルシファ「さて、休憩中に次の種目を考えねば・・・野球が良いかテニスが良いか、バトミントンも面白そうだな・・・あ、卓球もありか?
いや、ここは変化球で水泳・・・
うーむ、迷うなぁ~」
で、でもどっかズレてんだよなぁ~
なんでこうなってるんだろうか・・・
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