第7話「能力発動」

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ノアがそんな話しをしてから数十分後…2人はようやく目的地である池袋駅に到着した。 駅構内は平日でも人は多く…慌ただしい雰囲気であった。この池袋駅には十数カ所以上のコインロッカーが存在し…合計で25ヶ所を回らなければならない。駅に付いたノアたちは…ラビットドールから降りると…構内を探索し始める。 坂松菜奈「ノアちゃん!!!?私は向こう側を回るね?」 ノア「オッケェー!!!?にひっ(笑)!!?絶対宝箱見付けようね!!?」 坂松菜奈「うんっ(笑)!!!?」ナナはそう答えると3番出口側に走り去って行った。ノアはその様子を満足気な表情で見ながら…44番出口方面へと向けて歩き出した。 数分後…3番出口に付いたナナは…コインロッカーの探索をし始める。 ガチャンっガチャ…ガダンっ♪♪♪♪♪無人のコインロッカーが開く音が駅構内に響き渡り…時が流れる。数十秒後…不意に誰かがナナに話し掛ける。 Monrika「ナナちゃんもここにおったんか?」 坂松菜奈「えっ!!!?わわっ!!?門ちゃん!?」 Monrika「奇遇やな?うちもここに宝箱探しに来たんや!!?」 Monrika「1人か?」 坂松菜奈「うっううん!!!?ノアちゃんと一緒だよ!!?」 Monrika「なるほどな!!?そうなるとわてらは結構ふりかも知れへんな?」 Monrika「なぁ…!!!?ノアちゃん?1つうちらと協力せぇへんか?」 坂松菜奈「協力!!??」 Monrika「そや!!?協力プレイっちゅう奴や!!?これ見てみ?」そう言うとMonrikaはナナにとある防犯カメラの映像を見せる。 Monrika「このミニゲームで最大の敵はえみりや!!?」 Monrika「うちが掴んだ情報によると…えみりの能力は(魅了)っちゅう能力らしい」 Monrika「この能力の厄介な所は男なら誰でも無制限に操れるっちゅう所や!!?」 Monrika「えみりはこの能力を駆使して…現在100人以上の男たちを操りながら各駅を回ってローラー作戦を実施しとる!!?」 Monrika「このままいくとこのミニゲームの勝者はえみりで間違いないやろう?」 Monrika「ほんでや!!?ゲームに勝つ為に一時休戦といかへんか?」 坂松菜奈「はぁ…わっ私は良いんだけど?ノアちゃんが何て言うか?」 Monrika「何や?ノアと一緒なんかいな?」 Monrika「うちに任しとき!!?ノアの方は何とかしたるさかい!!?」そう言うと…Monrikaは自身ありげな表情をして「ほなよろしくな?」と言ってその場を後にして行った。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                    END 池袋駅に着いた坂松は…Monrikaに手を組もうと持ち掛けられる。一方でチーム松田運営本部では部下たちが慌ただしく松田の為に動いていた。その様子を見守っていた松田は愛澤に電話をかけ始め…次週「偽億」「第8話へ続く」  
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