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その頃…坂松とノアはラビットドールの背に跨りながら街中を疾走していた。
坂松菜奈「ちょっちょちょ!!!?ノアちゃん前見て前!!?車!!車!!?」
ノア「大丈夫だよ!!!?」ノアはそう言うと…巧みにラビットドールをコントロールしながら車を避けながら進んでいく!!!?
坂松菜奈「大丈夫じゃないよ!!?ここ反対車線!!?」
ノア「大丈夫!?大丈夫!!!?捕まってて!!?」
ノア「ひょいっひょいっひょいっとっ(笑)!!?」
ノア「イケイケ!!?ラビたんそんな車より速いことを証明するんだ!!?」
坂松菜奈「ちょちょっノアちゃん飛ばし過ぎだよ」
ノア「にっひひっ(笑)!!?心配性なんだね?ナナちゃんは!!!?」
ノア「ねぇ?これ見て?」そう言うと…ノアはナナを後ろから抱きしめながら1枚の写真を見せる。
ノア「これね?私のじいちゃんなんだ?」
ノア「私が小さい頃…じいちゃんは私のために何でも欲しい物を買ってくれた。」
ノア「ほんとに優しくて大好きなおじいちゃん。でもね?私が小学校2年の頃突然亡くなったんだ!!?」
ノア「当時…7歳だった私は何が起きたかもわからないままだった…」
ノア「14歳になったある日のこと…爺ちゃんが私のために昔買ってくれた時計の中に何かが挟み込んであるのがわかったんだ」
ノア「それがこのカードと!!?1本の鍵」
ノア「ナナちゃん私ね?この鍵とカードの謎を探れば爺ちゃんがあの時私に何を伝えたかったのか?わかる気がするんだ…」ノアはそう言うと…物憂げな表情をして空を見上げる。
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