第7話「能力発動」

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坂松菜奈「ゲームかぁ?面白そうだな?」坂松はそう呟くと…顎に手を当てて少し考え込み始める。 このCROWNJOKERで坂松が勝つ為には1stステージを切抜ける事が鍵である。だが…現在の坂松の半券獲得枚数では…勝率はかなり低い。少しでも勝率を上げる為にはチケットの無料引換券が欲しい所だ。 坂松はそんな事を考えながら…頭の中で思案していた。1秒…2秒と時間が過ぎて行き…3分が過ぎた頃…坂松の耳に「ナナちゃん待った!!?」という聞き覚えのある声が響き振り返る。 坂松菜奈「ん?あぁノアちゃん!!?」 ノア「どしたのぉ?考えごとっ(笑)!!!?」 坂松菜奈「ん?ううん?何でも無いよっ!!?」 坂松菜奈「心の声(あっははっ(苦笑)移動手段が徒歩しか使えないから悩んでたなんて恥ずかしくて言えないよ)」 坂松菜奈「それよりノアちゃん?どうしたの?」 ノア「もぉおっ!!?約束したのに忘れてるでしょっ!??」 坂松菜奈「ごっごめん!!!?約束してたんだっけ(汗)!!?」 ノア「もぉおお~?まっいいやっ(笑)!!?」ノアはそう言ってニカッと笑うと…楽しげな声で「とにかく行こっ!!!?」っと話し掛けて坂松の手を引いて歩き始める。 それから数分後…ノアは少し真面目な顔をして…空を見上げて立ち止まる。そして…坂松にこう話し掛ける。 ノア「それにしても丁度いいタイミングのゲーム告知だったね?」 坂松菜奈「そうだね?」 ノア「ナナちゃんもゲームに参加するんだよね?」 坂松菜奈「う!!?うん勿論だよ(笑)」 ノア「そっかっ(笑)!!?じゃあ私と一緒だね?」 坂松菜奈「ねぇ?ノアちゃんはどうやって宝箱を見付けるつもりなの?」 ノア「適当に(笑)」そう言うと…ノアはニカっと笑う。 坂松菜奈「そっか?ノアちゃんらしいね?」
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