108人が本棚に入れています
本棚に追加
時を同じくして…浜谷美波は考え事をしていた。現在…彼女は渋谷駅に居て手元には1本の「鍵」がある…そして周囲を歩く人々の目には街中を爆走するラビットドールは視認できてないようである。そんな異様とも言える状況を見ながら浜谷は立ち止まって青年に話し掛ける。
浜谷美波「ねぇ?キミはこれなんだと思う?」浜谷はそう呟き青年の方を振り返って不思議そうな顔をする。
??「さあぁ!!?そもそも何処にあったんスか?」
浜谷美波「そこ!!!?」浜谷はそう言うと…渋谷駅の方を指で指す。
?「うーん…なんでしょうか?今回の宝探しゲームと何か関係があるのでしょうか?」
浜谷美波「それがわかんないから君に聞いてるんじゃんっ(笑)!!?」
浜谷美波「けど?何かありそうだと思わない?」
?「確かにそう思いますが…」
??「あまり軽薄な判断はしない方が良いですよ」
浜谷美波「やけに難しい事言うねぇ〜(笑)!!!?」
浜谷美波「どういう意味?」
??「そのまんまの意味っスよ!!?」
??「何も関係ない鍵だったらどうするんですか?」
浜谷美波「わかんないよ!!?宝箱を開ける鍵かもしんないじゃん!!?」楽しげな声で浜谷がそう言った直後に…スマホが鳴り響く。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
浜谷美波「ん?もしもし?どうしたの?」
盛岡レナ「僕だよ!!?」
浜谷美波「どしたの?急に?」
盛岡レナ「ちょっとキミに話したい事があってね?」
盛岡レナ「今からボクが指定する場所まで来てくれないか?」
浜谷美波「場所によるなぁ?ミニゲームの最中だしっ!!!?(笑)」
盛岡レナ「すぐだよ!!キミは今渋谷駅だろ?」
盛岡レナ「信号の反対側を見てご覧?」そう言われた浜谷は信号の反対側を見る。
盛岡レナ「そこにクマのぬいぐるみを持った少女がいるだろう?」
盛岡レナ「道案内は彼女がするからとりあえず来なよ(笑)!!!?」
ツゥーーーツゥーーーツゥーーー♪♪♪♪♪♪♪
浜谷美波「ちょっ!!!?もしーもーし」
浜谷美波「もうしょうが無いなぁ?いきなり切っちゃうんだもん!!?」
最初のコメントを投稿しよう!