108人が本棚に入れています
本棚に追加
櫻井「そっそんなこと私に言われてもわかんないわよ!!?」
リル「とっても簡単さ…それはね?」そう言うと…ハートネットは野の花に耳元でとあることを呟いた。数秒後…野の花の意識は薄れていきやがて気を失ってその場にへたり込む。それを見た…ハートネットはニコッと笑い紅茶をひとくち口に含んで空を見上げる。
それから数時間後…永い眠り目覚めた櫻井野の花の指には赤く光る指輪が嵌め込まれていた。
野の花「やばいっ!!?行かなきゃ行けない所があるんだった!!?」そう言うと…野の花は足早に部屋を出てとある所へと向い始める。
目的地へと行く道中ふと野の花は「これは」と呟く…指輪の方に目を向けると…不意に声が響き渡り…道路を走っていた車が静止し野の花以外の人物の動きが止まる。
リル「それは僕からの餞別さ!!?好きに使うと良い!!?1ステージに付きプレイヤー以外の10人の人物までならノーリスクで…他者を操れる」
リル「ただし…10人を超えると…指輪に瘴気がなだれ込み徐々にひび割れていく」
リル「臨界点を超えてその指輪が割れた時…キミの魂は「(ネルヘンデ)」に幽閉されて2度と現世に戻ることはない」
リル「いいね?よく覚えておくんだよ!!?」
櫻井「ちょっ!!?どういうことなのよ!!?それ?」
櫻井「待ちなさいよ!!?」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪数秒後…時は動き出し…静止していた車が走り出して人々が動き始めた。街はいつもの賑わいを取り戻し活気に満ち溢れて…野の花はただ呆然とする。突然…後ろから響いた怒鳴る青年の声で我に帰った櫻井はその場を足早に走り去っていく。
そして数時間が経過した後に…野の花こと…櫻井野の花は3人の奴隷と2人の召使いを連れて新宿の高層タワーでワインを嗜みながら…必死に走り回るプレイヤーたちを嘲笑っていたのだ。
最初のコメントを投稿しよう!