『アイノカタチ』- 孤独だった私に手を差し伸べてくれた人がいた。 それぞれの思い出を抱えて私は生きてゆく ~♡

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226  この4月から私が街木くんが属する部の経理を担当することになって おまけに席も、話がしやすい私から見て左斜め前の席で、街木くんに 憧れている女子社員たちからはもんすごい羨ましがられちゃってる。  流石にこのことで嫉妬に狂って私を虐めにかかったりしてくる 輩は今のところないけども。  街木くんと仕事で話す時なんてしょっちゅう羨ましい~光線が 四方八方からビシバシッ飛んでくるのよね。  そんな対象になってる街木くんは、残念ながら入社した直後にもう 結婚してたと思う。  いい男は早く売れるんだなって思っちゃった。  あぁ、最初は性格なんて分る筈もなく、見た目だけの話だったんだけどね。  でも、遠目からだけど普段の彼の様子とか仕事の時に交わす言葉遣い だったりだとか、まぁ、社内のイベントなんかの言動? それと今なら まぁ日々の仕事っぷりとかね、性格的なものも含めて良い男性(ひと) だなって思う。  私の場合は憧れとか恋とかではないけれどね、今のところ。  正当に街木くんを人として評価してるって感じかな。 116
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